おはようございます。ヨシパパです。
この度、30歳という節目に転職することになりました。
新卒で入社した中小企業から大手企業への転職となり、いわゆるキャリアアップと言って差し支えないと思います。
職種は同じく研究職で、職務内容は大きく変わりません。
今回は仕事と子育ての両立をしながら、どのような戦略を立て、転職活動を行ったのかを紹介しようと思います。
転職を考えている方や子どもがいるから転職をためらっている方は是非参考にしていただければと思います。
独身の方であれば気にしなくても問題はないですが、家族がいる方は妻の仕事や子どもの保育園や学校の問題を考えなければなりません。
また、家を購入していると収入や勤務地も念頭に置かなければなりません。
このように家庭がある方は自身の気持ちだけで転職に踏み切れない点が大きな違いです。
そこで転職を考えるときにまず最初にすべきは妻の説得です。
転職したことによる変化をすり合わせることが重要になります。
家事負担割合や出勤・帰宅時間、残業の有無、転勤の有無など今の生活と転職後の生活を比較しておきましょう。
私は入社早々にビズリーチに登録しました(笑)。
最初から絶対に転職する意識があったわけではありませんが、自分の市場価値の把握と挑戦したいと考えたときにいつでも会社を出れるようにということで登録しておきました。
ここでよかったのがビズリーチを通じて様々な転職会社のエージェントから連絡が来ることです。
自分の年齢や能力に応じてどの規模の会社がどの程度の年収を提示してくるかを概ね見積もることができます。
また、これまで興味のなかった職種、業界、企業の紹介があり、自身の職業選択の幅を広げることができたと感じています。
これにより、自分の市場価値やどういった企業であれば年収が上がるかをリサーチすることができました。
妻に「転職するとこれくらい年収が上がりそう」のように交渉しやすくなります。
次は履歴書と職務履歴書です。
汎用的に使いまわせる部分は間違いのないように確実に書いておきましょう。
子育てと仕事の両立をするなら何度も同じことをしないことが鉄則になります。
そして、時間をかけるべきは志望理由とアピールポイントの2点です。
個別に企業研究をすると非常に時間がかかりますので、あらかじめ志望企業の目星をつけておくとよいでしょう。
- 志望理由
転職したい理由と志望理由がつなげられるのが良いでしょう。
例えば、「現在の業務の中で〇〇に興味をもち、その分野のリーディングカンパニーである御社を志望しています。」のように理由が書けるとスムーズに伝わる可能性が高くなります。
また、志望理由は必ず企業ごとに考えましょう。
新卒採用とは異なり即戦力としての採用が主である中途採用は、そもそも求められることが違います。
競合他社との比較はマストですし、現在の職務内容と募集企業との親和性が重要になります。
- アピールポイント
上記で述べたように求められるスキルと自分のスキルがマッチすることも重要ですが、その業務の前後のスキルを持っていることも評価されることがあります。
特に私の場合、前職が中小企業ということもあり、上流から下流まで広い業務を経験していました。
その経験を大きく評価をしていただけました。
大企業では特に業務が細分化されているため、前後の項手にの理解が弱いことが多々あるようです。
狭く深い知識も重要ですが、そうすると求められるスキルとマッチする可能性が非常に低くなります。
転職をするという点においては、広い業務を経験していることは非常に強いアピールポイントになります。
何年か企業に勤めているとその企業の当たり前に慣れてしまうことがあります。
いわゆる俗人化です。
その会社でしか使われていないソフトであったり、社内でしか通用しない知識が一般に使われているものなのかを認識する必要があります。
研究開発としてると「一般的に知られていること」と「企業独自のノウハウ」の線引きが難しくなってきます。
常に自分が担当していることが自社でしか通用しないことなのか、業界でも通用することなのかを意識しながら仕事をすることで、転職にも有利に働くでしょう。
(嫌な仕事を振られたとしても転職に向けてのスキルアップと考えれば、少しは前向きに取り組むことも出来るのではないでしょうか?)
経験した会社が1社だけだとその企業の常識が社会人としての常識になってしまうので、一般的にはどうなのかを考える癖をつけることが重要だと考えています。
新卒であれば多少の社会人のマナーは入社後に身に付ければよいと考えてもらえるかもしれませんが、転職の場合、すでに身に付けていることがマストになります。
名刺交換の仕方のようなことはもちろん、社会人としてのコミュニケーションスキルは必須です。
就職活動中の大学生の方が思うコミュニケーションはどんなものでしょうか?
おそらく、誰とでも仲良くなれたり、盛り上げ上手などを思い浮かべるかと思います。
このようなスキルも重要ではありますが、社会人が必要とするコミュニケーションスキルとは異なります。
思考の言語化や、プレゼン能力、指導能力のように他人に何かを伝えたりするスキルがコミュニケーションスキルと言われます。
これらは生まれ持った才能ではなく、練習で身につくスキルです。
ぜひ、苦手だからと逃げるのではなく、日ごろから練習しておきましょう。
30歳という節目で新しい環境へ挑戦を決めましたが、そこに至る準備は入念にしてきたつもりです。
職務履歴書は企業ごとにじっくりと時間をかけることになり、業務中に取り組むことができないので、どうしても家での作業になってしまいます。
家庭での時間を転職活動に使うことになるので、妻の理解は必ず得るようにしましょう。
また、業務中にできる練習としてコミュニケーションスキルの向上やプレゼン能力を磨いておきましょう。
人によっては家庭の事情とマッチした企業がなかなか募集をしていないということもあります。
短期的に考えるのではなく、長期で希望の条件に合う企業を待つのも一つの手だと考えています。