こんばんは。ヨシパパです。
今回はお金の教養第三弾になります。
今回は生活費ってどれくらい?をテーマにしていきます。
これを知れば皆さんが目指すべき生活費の総額が見えてきます。
生活費は人によって異なる
当たり前のことではありますが、必要な生活費は人によって異なります。
住む場所や勤め先、家族の有無によって大きな差が生まれます。
平均より高い低いを気にするのではなく、自分にとって適切かで判断してください。
新社会人の初任給は?
もちろん大企業に勤めている方であれば賃上げの恩恵を受けることができるかもしれませんが、日本のほとんどは中小企業です。
とはいっても、ある程度の基準がある方が話がしやすいので、去年の新社会人の初任給を見ていきましょう。
将来、就職して給料をもらったら、何に使おうか考えている人も多いかと思います。また、高卒で早めに就職して仕事を覚えてキャリアをいち早く築くべきか、進学してから就職しようか悩むことがあるかもしれません。
本記事では大卒や高卒の初任給を見ていくとともに、それぞれにどのようなメリットがあるかについて解説します。
- 大卒や高卒の社会人一年目の平均初任給
厚生労働省の調査結果*¹をもとに、学歴別の初任給を見ていきましょう。
学歴 | 初任給 | 対前年増減率 | |
男女計 | 大学院修士課程修了 | 23万8900円 | 0.10% |
大学卒 | 21万200円 | 1.70% | |
高専・短大卒 | 18万3900円 | 1.40% | |
高校卒 | 16万7400円 | 1.40% | |
男性 | 大学院修士課程修了 | 23万9000円 | 0.40% |
大学卒 | 21万2800円 | 1.30% | |
高専・短大卒 | 18万4700円 | 1.00% | |
高校卒 | 16万8900円 | 1.40% | |
女性 | 大学院修士課程修了 | 23万8300円 | 1.80% |
大学卒 | 20万6900円 | 2.10% | |
高専・短大卒 | 18万3400円 | 1.70% |
*¹出典:令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給
また、地域によっても初任給は変わってきます。同じく厚生労働省の調査によると*²
大卒の場合、2019年では北海道は月額19万9000円、宮城県は20万7000円、福島県20万700円、東京都22万500円、愛知県21万100円、京都府20万6600円、大阪府21万100円、福岡県20万3700円などとなっています。
*²出典:令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給
以上から大学や大学院に進学し、大都市圏で働くのが初任給の面で有利と思えますが、実力主義の営業職や、技術が必要な土木建築業など、職種によっては早くに仕事を覚えれば高収入を得られるものもあります。
新社会人の生活費
では、次に生活費についてみてみることにしましょう。
総務省の家計調査で、2021年の34歳以下の勤労者世帯のひと月あたりの平均消費支出額をみてみると、男性で約15万3,000円、女性は約16万円となっています。
ちなみに厚生労働省の調査から2019年の初任給の平均額をみてみると、大卒男子で約21万円、大卒女子は約20万円となっています。
この初任給の額は総支給額ですから、手取り額を推測して支出額と比べると非常に厳しい状況にあることがわかります。
勤労者世帯(34歳以下)の月間消費支出額(2021年)
男性 | 女性 | |
---|---|---|
食料 | 39,800円 | 29,898円 |
住居 | 34,120円 | 35,956円 |
光熱・水道 | 7,043円 | 8,519円 |
家具・家事 | 6,705円 | 7,550円 |
被服及び履物 | 3,819円 | 10,515円 |
保健医療 | 3,571円 | 6,336円 |
交通・通信 | 19,756円 | 20,472円 |
教育 | 18円 | 0円 |
教養娯楽 | 20,603円 | 15,877円 |
その他消費支出 | 17,220円 | 25,104円 |
消費支出合計 | 152,655円 | 160,227円 |
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編(2021年)
一人暮らしの方は月々の収支を1円でも黒字にしておくことが重要になります。
そのためには、収入にあった家賃の物件を探すことが大切です。
上記の家計調査では家賃が3万円台となっていますが、首都圏に積んでいる場合や家賃補助がない場合では倍以上必要になることもあるので、考慮しましょう。
同様に、食費や交通費も住む場所によって大きく変わります。
削ってもよいお金、削ってはいけないお金
節約をするといっても何でもかんでも削ればよいわけではありません。
そしてそれは人によって異なります。
例えば、喫煙者にタバコは無駄と言ってもやめてくれる方はいないでしょう。
当人にとってこれがないと人生の質が下がってしまうと感じてしまうものは絶対に削ってはいけません。
将来のために貯金をしているのに、今が楽しくなくなってはいけません。
では、スマホはどうでしょうか?
3大キャリアを使用している方は3,000円~5,000円程度かと思いますが、格安スマホに変更するだけで1000円程度から利用することができます。
私もdocomoからOCNに変更し、3,000円から1,000円にできました。
それだけで年間24,000円!夫婦で50,000円の節約です。
家族旅行に行けますね。
しかも格安スマホにしたことで何もデメリットは感じませんでした。
このように変更しても人生の質が変わらないものから節約すると心理的抵抗が少なくすみます。
手続きを1回するだけで旅行と考えれば面倒だからとは言ってられないですね。
まとめ
平均より上だから下だからと気にするよりも自分にとってどうかを考えてください。
自分の価値観を新社会人~若手の間に形成することは節約する上で重要です。
なぜなら一度上がった生活水準を下げることは難しいのです。
自分にとって何が重要度が低い項目なのかを認識することでメリハリのある支出をすることができます。
是非、皆さんもお金に対する価値観を見直し、無駄なお金を削っていきましょう!