こんばんは。ヨシパパです。
皆さんの中には特別収入が低いわけではないのに、給料日前にお金がないという方はいませんか?
私の会社の人間にも同じ給与水準のはずなのに貯金ができていない方が一定数います。
何故こんなにも違いができるのか不思議でなりません。
ですが、よくよく話を聞いてみると細かい習慣の違いがあることに気づきました。
今回は決して収入が低くないのに、お金が貯まらない人に共通する習慣を3つご紹介いたします。
①何気なく使っているお金が多い
一般的には、「お金が貯まる人=収入が多い人」というイメージがあると思います。
ところが世の中には、年収300万円で貯蓄1,000万円の人もいれば、年収1,000万円なのに貯蓄ゼロの人もいます。
お金がない人に共通しているのは、支出に気を配らず、「なんとなくお金を使っている」という点です。
このような使い方のお金を「ラテマネー」と言われます。
「ラテマネー」とは、アメリカの人気ファイナンシャルアドバイザーであるデヴィッド・バック氏の著書に出てくる言葉で、1回あたりの金額は少ないけれど、日々何気なく使っているお金のことです。
例えば、職場の近くにスターバックスなどのコーヒーショップがある場合、出社前、ランチ後、終業後もそれぞれコーヒーを購入すると1日あたり約1,000円、1か月が20営業日とすると、コーヒーにかけている金額はなんと2万円にも上ります。
1年にすると24万円です。ちょっとした旅行にいけそうですね。
一回コーヒー購入するだけなら数百円の支出なので、大きな金額ではないと気にも留めないため気づかずに繰り返してしまうのかもしれません。
他にも、家までの帰り道にコンビニエンスストアがあったら危険です。レジの前にあるチョコなどのお菓子を、あまり意識しないまま、毎日のように買っていることもあります。
(もちろん小売業側はそういったお客を狙った購買戦略を立てていますので、引っかからないようにしたいところです。)
お金が貯まる人は、共通して「収入」よりも、「支出」に気を配っています。
この支出費目にはこのくらいの予算をかけられるという予算感もあるので、家計が赤字になることなく、着実に貯蓄もできるのです。
②モノを買うときの判断基準が明確でない
お金が貯まらない人に共通する2つ目の習慣は、モノを買うときの判断基準が明確でないことです。
つまり、お金の使い方の基準がないため、その場の雰囲気に流されやすいという傾向があります。
例えば、セールストークにつられてクレジットカードに入会してしまい、利用しないまま無駄な入会金や年会費を支払い続けている、といった具合です。
また、買い物に行った際に友人が洋服やバッグを買っているのを見たり、店員さんに勧められたりしてて、自分も欲しくなりなんとなく買ってしまうケースなどもあるでしょう。
友人の影響でなくても、セールで周りが買い物している雰囲気に流され、「安いから」と衝動買いしてしまった結果、クローゼットに一度も着ていない洋服がいくつも眠っていたり、一度も開封しないまま賞味期限が切れた食材があったり…ということも。
大切なのは「欲しいかどうか」より「必要かどうか」です。モノを買うときに、「必要かどうか」という明確な判断基準を持っていると、無駄な出費や衝動買いを抑えることができます。
③忙しさを理由にお金のことは後回し
お金が貯まらない人に共通する習慣の3つ目は、忙しくて時間が無いことを言い訳にお金について考えることを後回しにしている人です。
例えば、平日は仕事で忙しく、休日は身体を休めたり家族サービスをしたり…で、「お金のことを考える時間がない」という人。また、せっかく家計簿をつけているのに、家計の改善のための見直し(保険料や通信費などの固定支出を減らす、等)は面倒だから後回しにしてしまっているという人。
皆さんの中にも、心あたりのある方がいらっしゃるかもしれません。
「お金のことを考えよう」という意識を少し持つだけでも、結果はずいぶん変わってきます。
例えば、少し時間をかけてスマホの料金プランを変更するだけで、月数千円程度の支出を減らすことができたり、必要な保障額に応じて保険を見直すだけで同様に月数千円程度の支出が減らせたりするケースがあります。合計で月1万円の支出を減らし、それを貯蓄に回せば、年に12万円は貯まる計算です。
お金を貯めたいならば、お金のことを意識して考えなければなりません。
少し気を付けてお金のことを考えるだけで、「お金が貯まらない人」から「お金が貯まる人」に変われるのです。
まずはお金について考える時間を作り、貯める仕組みを作る
お金が貯められない人は、まず自分が何にどれくらいお金を使っているか、「支出」に意識を向けましょう。
エクセルを使った家計簿のつけ方についてもまた紹介できればと思います。
また、貯蓄する際に目的がないまま漠然と始めてしまう方が多いのですが、そうではなく、何年先にどんな出費がありそうかを考えて、目的に応じた貯蓄プランを立てることが大切です。
なお生活費用の口座で貯蓄もしようとすると、生活費との線引きができず貯蓄を取り崩す結果になりやすいため、貯蓄用と生活用の口座を使い分けることで無駄遣いを防ぐことができます。
月々の貯蓄方法としては、生活費の余りを貯蓄に回すのでなく、「収入が入ったら先に貯蓄分を取り分け、残りのお金で生活する」というやり方がオススメです。
この方法を「先取り貯蓄」と言いますが、さらに確実に貯蓄するために、できれば貯蓄分が自動で引き落とされる仕組みを使いましょう。
また、近年では積立NISAやiDeCoのような投資という選択肢もあります。
まずはお金が貯まらない習慣を改善し、貯蓄体質に変えていきましょう。