こんばんは。ヨシパパです。
新年度が始まり早1ヶ月が経とうとしています。
新社会人になった方はそろそろ会社に慣れてきたでしょうか?
最初は会社に行くだけでも疲れるものです。
ですが皆さん、来週末は待ちに待ったG.W.が来ます。
初の大型連休です!
そんなウキウキ気分だからこそ5月病という病気に気を付けたいものです。
今回はそんな5月病について解説していきます。
五月病とは?
新年度が始まってから約1か月後、特に連休明けから「会社に行きたくない」「なんとなく身体の調子が悪い」「やる気が起きない」といった症状はありませんか?
ちなみに私は1年中この症状に悩まされています。
就職や転職、異動や転勤などで新しい環境に適応するタイミングで起こる症状を、「五月病」と言います。
正式には「五月病」という病名はありませんが、適応障害、うつ病、パーソナリティー障害、発達障害、パニック障害、不眠症などに分類され、もともと持っていた病気が環境適応によるストレスが原因で引き起こされるケースもあります。
ちなみに「六月病」というものもあるそうで、症状は類似していますが、五月病がゴールデンウィーク明けの時期に生じやすいものであるのに対して、六月病は新入社員が研修を終え配属先が決まる6月頃に起こるものです。
五月病の原因と症状
五月病は、前述したように主にストレスが原因です。
特に新社会人にの人にとっては、学生生活やバイトとはとはガラッと環境と責任が変わります。
人間関係では、気兼ねなく話せる友達同士の関係が中心だったものが、上司と部下、取引先といった関係になりますし、仕事も学生時代のアルバイトよりもはるかに大きな責任やプレッシャーが伴うでしょう。
このように入社後の1か月間張り詰めていたストレスや緊張が、連休明けの緩んだタイミングでどっと疲れに変わり五月病が起こります。
人によっては自分に対する無力感からモチベーションが低下したり、不安やイライラなどの精神的な症状だけでなく、体のだるさや痛み、しびれ、食欲の低下などの身体的な症状が出てくるケースも少なくありません。
五月病になりやすい人の特徴
ですが、社会人全員が5月病になるわけではありません。
それではどういった人が五月病になりやすいのでしょうか?
完璧主義
失敗が許せない完璧主義の人は、少しでも仕事でうまくいかない出来事があった場合に、ストレスを強く感じてしまう傾向があります。そのストレスが結果的に五月病を引き起こしてしまう可能性もあります。
完璧主義=失敗恐怖症と捉えることも出来ますね。
たとえば、上司や顧客から頼まれた仕事に対して期待を上回れないと「自分は仕事ができないんだ」と自己否定に陥ってしまう人は注意が必要です。
特に新社会人の方は取り組むすべての仕事が新鮮に感じるでしょう。
そして上司も100%の出来を求めているわけではありません。まずは6%程度の完成度に達すれば良いと気軽に考えましょう。
目標を持っていない
目指すものがなく漫然と仕事をしている人は、仕事の意義ややりがいを見出だせずにやる気を失ってしまう可能性があります。
新年度が始まった直後は忙しくて目の前のことをこなすのに手一杯だったものが、5月に入って落ち着くと目標に向かって頑張れない自分に直面して五月病にかかってしまいます。
大きな目標でなくても、仕事の目標でなくても全く問題ありません。
私は夏休みの旅行のために働いていると胸を張って言えます。
反対にこうなりたいという強い願望があれば、多少うまくいかない場合でも前向きな気持ちで仕事に取り組めるはずなので、まずはなりたい自分や目指すべきものを探しましょう。
新しい環境に馴染めない
新たな人間関係の構築が苦手な人や、未経験に対する抵抗感の強い人は、人事編成や部署異動などで関わる人が急激に増える5月になって、適応障害に至り五月病が発症してしまうケースもあります。
職場で素の自分を出せずに常に周囲に気を遣いながら仕事をしている人などは特にその傾向があります。
気を遣わなさすぎるのも問題ですが、職場の方がそういったことを気にするのはもう少し先の話でしょう。
最初はうまく適応できなくても、徐々に慣れていきましょう。
五月病にならないための対処法
五月病にならないためには日常的な対処が必要となります。
ストレス発散法を見つける
五月病を予防するためには、大きな原因であるストレスを溜め込まないようにすることが大切です。
打ち込める趣味を探して没頭したり、親しい友人と食事に行ったりといった自分なりの方法で、溜め込む前にストレスを発散できれば気持ちが楽になります。
仕事から離れて適度にリラックスできる時間を意識的に確保しましょう。
職場でのコミュニケーションを工夫する
人間関係が良好になると職場のストレスは軽減します。
人見知りの方は同じ職場の仲間と関係を築くまでに時間がかかるかもしれませんが、自分からあいさつをして、歩み寄る努力をしましょう。
積極的にコミュニケーションを取ってくれる人を無下に扱う人は少ないので、あいさつから始めて徐々に関係性を深められれば、仕事で壁に当たったときも助けてくれたり、悩んだら気兼ねなく相談できる味方ができてきます。
ただし、相手に合わせすぎても疲れてしまうので、気が進まない付き合いは断るなど、適度な距離感を保ち無理をしないことも必要です。
運動
運動には身体の健康を維持するだけでなく、精神的なストレスを緩和する効果もあります。
交感神経が活発化して物事を前向きにとらえやすくなり、ドーパミンの分泌が盛んになることでモチベーションの向上にも役立ちます。
気持ちが上向かない時はまずは身体を動かしてみることから始めてみましょう。汗をかいてスッキリすればリフレッシュした気持ちで仕事に臨めるはずです。
症状がひどい場合
上記のような対策を行っても症状が和らがない場合は、病院での受診をおすすめします。
あまりに長く続くとうつ病の疑いも出てくるので、手遅れになる前に精神科や心療内科に受診し、医師の判断を仰ぎましょう。
「体調が悪いくらいで休んではいけないと上司に言われた」という方も、診断書があれば比較的休みを取りやすいはずです。まずはゆっくり気を休めて万全の状態になってから仕事を頑張りましょう。
まとめ
新しい環境に適応できないことにより起こる五月病は、誰にでも発症しうる病気です。
人によっては放置していると症状が悪化し、しばらく職場に復帰できない場合もあります。
そのため、日頃からストレスを溜めないようにするなど、五月病になる前の対策が大切です。
五月病にかかりやすい人の多くは、完璧主義で常に人のことを考えすぎてしまう傾向がありますが、気を緩める時間も時には必要です。
自分のなかで限界を感じたらそのまま働き続けるのではなく、無理をしすぎずメリハリを付けて働けるようにしましょう。