投資を始めたらよく見るアルファベット3文字はどういう意味?

おはようございます。ヨシパパです。

新NISAが始まって2年目に入り、投資に興味を持ってきた方も多いのではないでしょうか?

いざ投資の勉強を始めてみると、いくつかの専門用語をよく見かけると思います。

中でも何を意味しているか分からないアルファベット3文字が大量に出てきます。

たとえば、PBR、EPS、PER、ROE等々があります。

私も初めて見たときは調べてみましたが、調べた先でまた分からないことが増えるという悪事循環に陥っていました(笑)

しかしこれらの指標は株式を購入するかどうかを判断する上で、とても重要な数値になります。。

そこで今回は、株式投資する上で最低限知った方がいいアルファベット3文字についていくつか解説していきます。

いきなり沢山のアルファベットが出てきても嫌になると思うので、今回は基礎の基礎である、PER、ROE、EPSについて解説していきます。

ただ、用語を説明する用語も分からないということがあるかと思うので、しっかり理解するためには簿記3級程度のの基礎知識があった方がすんなり入ってくるかと思います。

PER (Price-Earnings Ratio)

PERは、Price-Earnings Ratioの略です。

直訳すると株価-利益比率となりますが、通常日本語では株価収益率といいます。

PERは下記の計算式で求められます。

PER = 株価 ÷ EPS(1株当たりの純利益)

PER(株価収益率)は今の株価が利益の何倍かということです。

業種によって異なりますが、平均的なPERは15~20倍くらいと言われています。

ちなみにバブル期の日経平均株価のPERは約60倍だったそうです…

現在の基準から3~4倍程度の株価がついていたことになると考えるといかに日本株が人気だったかが伺えます。

一般的にはPERが高い=成長して株価が上がる=人気のある企業だと考えられています。

その結果、利益に比べて株価がずっと高くなり、PERも高くなる傾向があります。

一方でPERが高い企業はすでに株価が成長を織り込んでいるため、もし予想より業績が悪かった場合、大きく下落する危険性を含んでいます。

反対にPERが低い株は人気がない=株価が下がると思われている企業だと考えられます。

ただ、PERが低くて人気がない銘柄の方が今後その会社が成長していくのであれば株価が上がる可能性が高い為、良いとされる場合もあります。

PERが高いからよい、低いからダメというわけではなく、その意味まで理解することでより正しい株式の購入判断ができるようになります。

ROE (Return OEquity)

ROEは、Return OEquityの略です。

日本語では自己資本利益率といいます。

求める計算式は以下です。

ROE = 純利益 ÷ 純資産(自己資本)

つまりROE(自己資本利益率)は、資産からどれだけ利益を生み出せるかという意味になります。

この純資産の中には皆さんが購入した株式も含まれます。(皆さんが1000円分の株を購入すると購入した企業の純資産が1000円増えるということです。)

そして、あなたがその株式に投資したお金にROEを掛ければ、理論上あなたの投資額からの利益が計算できます。

色々書きましたが、ROEが高い方が良いということだけ理解していただければと思います。

これはあなたの投資額からどれだけお金を1年で増やしてくれる会社かという指標になるからです。

EPS (Earnings Per Share)

EPSは、Earnings Per Shareの略です。

日本語だと1株当たり純利益といいます。

計算式は以下の通り。

EPS = 純利益 ÷ 発行済株式数

このEPS(1株当たり純利益)は企業の成長を知る上で役立ちます。

企業の成長は売上高で見ることが多いです。

経済ニュースで増収」と言えば良い事のように感じますが、これは赤字なのに増えることがあります。

例えば、定食屋が仕入れている食材が10%高騰すると10%以上値上げして売り上げが上がらなければ、その定食屋は儲けが減ってしまいます。

この定食屋の株価が上がるとは到底思えないですよね。

つまり、株価に影響するのは純利益であり、この純利益が年々伸びている会社は成長していると言えます。

ただここにも罠があり、純利益が伸びていても発行株式数を同じくらい増やしていたら、見かけ上株価は変わらないのです。

例えば、発行株式数を増やす方法として株式分割があります。

仮に1株を2分割したら発行株式数は2倍になり、その分株価は半分になります。

つまり、発行済み株式数が増えれば株価は下がります。

反対に自社株買いで発行株式数が減った場合は株価は上がります。

その発行株式数の影響をなくしたのがEPS(1株当たり利益)です。

そのため、発行株式数を考慮せずに企業の成長から株価を予想するにはEPSの方が役立ちます。

このEPSで株価を割った数字がPERになります。

この投資用語の利用法

ここまで紹介した3つの指標はどのように使うのかを紹介していきます。

そもそも買うべき株とは簡単に言うと値上がりする銘柄を見つけることにあります。

値上がりする可能性が高いとされている指数の傾向として下記が挙げられます。

  • PERが同業他社より低い
  • ROEが同業他社より高い
  • EPSが右肩上がり

株を購入する第一歩として、自分が検討している企業がこの条件に当てはまっているかを確認することから始めましょう。

まとめ

今回は投資の勉強は始めて間もない方が疑問に思うであろう、アルファベット3文字の指標について代表的なPER、ROE、EPSについて解説しました。

もちろん条件に合うからと言って必ず株価が上がるわけではありません。

他にも指標がたくさんあり、いろいろな考え方をしている人が株式市場にはいるからです。

(PER一つとっても高い低いでそれぞれ全く反対の考え方がありましたね)

これらは株の勉強の第一歩です。

いきなり株価の上がる株ばかりを購入できることはありません。

失敗を繰り返しながら勉強をしていくことで、少しでも含み益が増えればよいと思います。

是非参考にしてみてください。

ちなみにですが、そんな勉強したくないという方はインデックス投資一択で問題ありません。

というより、勉強をしたとしてもインデックス投資をお勧めいたします。

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