不動産投資の勧誘電話の誘いに乗ってみた実体験

こんばんは。ヨシパパです。

先日私のスマホに下記のような電話がかかってきました。

「日本の年収500万円以上の優秀なサラリーマンを対象にお勧めの不動産を紹介しています」

もしかしたら、同様の電話を受け取った方も多いのではないでしょうか?

私自身この類の電話は年に数回かかってきます。

今回は実際にごり押しのセールスと会うとどうなるのかを私の実体験をもとに紹介していきます。

電話でのアポイント

いつもは「結構です」と言うとすんなりと電話を切ってくれるのですが、今回のセールスの方は非常にしぶとかったのです。

1回目はいかに素晴らしい不動産であるか、エリアがどれだけ良いか等不動産投資のよくある営業トークをひたすら聞かされました。

2回目に至ってはやんわり断っているのにしつこく話を続けアポイントを取ろうとしてきました。

そんなに言うならと私は「契約しないけどな」と思いながら、翌日にアポイントを入れました。

(調べるための時間を与えないためか、すぐに売り切れてしまう可能性があると言ってすぐにアポイントをいれようとしてきます。)

もちろんきっぱり断ればいいのですが、ワンルームマンション投資はやめとけと言われる理由を確かめてみたかったのです。

それでは実際に会ったときの話に移ります。

セールスとご対面

待ち合わせの時には実際に電話をかけてきたセールスの方とその上司の方が同席しました。

会社説明→不動産投資のメリット→この物件がいかに良いか→買うか買わないかの決断というような流れでした。

  • 会社説明

会社設立の経緯、いかに会社が急成長しているか、管理体制、について説明されました。

基本的にはうちの会社は大丈夫ですという趣旨になります。

また、取引先の銀行は大事な要因(金利)になるので買う気があればチェックしましょう。

  • 不動産投資のメリット

メリットに関してはネットで調べたら出てくるような事柄をつらつらと説明されました。

・少額からできる

・将来の不労所得(年金替わり)

・節税効果

・生命保険代わり

・売却益

「キャッシュフローとしてはマイナスでも経費として扱うことができるので、確定申告をすることでお金が戻ってきます。」というメリットを押してきました。

(しかも前振りとしていかに会社員が税金を取られているかを丁寧に刷り込んできます。)

もちろん言っていることは間違いではないので、全く知識のない人間がこの内容を聞いて飛びついてしまうのも理解はできます。

  • 不動産投資のデメリット(リスク)

・空室リスク

・修繕積立費の上昇

・入居者周辺環境のトラブル

・家賃下落

・金利上昇

・自然災害

デメリットについても私から質問すれば教えてくれました。

(ただ、初心者がする質問がセールスの痛いところを突く可能性はほぼ皆無でしょう。)

かつ、デメリットに関しては心配しなくて大丈夫ですよというあらかじめ用意された回答があるので、まるでデメリットがないかのような印象を与えてきます。

これらの一連の説明を聞いて突っ込んだ質問ができる方は基礎知識がある方でしょうし、そもそもこういった営業の話など聞かないかと思います。

  • 物件の説明

いかに周辺と物件と比較して価格が抑えられているか、今後そのエリアが伸びてくるかということを様々な資料で説明されました。

確かにこれも間違いではないかと思います。

そう考えるのはどの会社も同じで、かつ観光需要を見越した宿泊企業との土地の争奪戦が行われていることから他の物件は割高になっているとのこと。

ただ、今回の物件は良い条件で仕入れることができたので、相場より安くなっていると説明されました。

これを素直に信じられれば幸せですが、比較対象はいくらでも用意できます。

要は紹介された物件が本当に条件の良い物件であるかを見極める目が私にはなかったのです。

  • 決断

一通り説明を終えた段階で「さあ、どうですか?」と言わんばかりに自信満々の目線で購入を促してきます。

ここから私が「買いません」というまで、何をどう質問してもメリットになるように回答してきます。

正直、かなりの圧力でした(笑)

押しに弱い方は買ってしまってもおかしくないでしょう。

断ってからの流れ

ここからは会社やセールス個人によって対応は変わるかと思います。

私のセールスの場合、上司に連絡しなければならないのでと言って目の前で上司に電話をかけ始めました。

正直、この段階でありえないと思ったのですがさらに「元々、買う気が無かったみたいです」と嫌味ったらしく言っていました。

(おそらく、不動産のセールスは顧客リストを購入し、片っ端から電話をかけていくので目の前のお客さんを大事にしようという気はさらさらないのでしょう。)

そういった態度が業界特有なのか、会社特有なのか、セールスの方特有なのかはわかりませんが、やはりいい気はしないですね。

改めて、断ってよかったと思いました。

まとめ

私は不動産投資否定派ではありませんし、むしろ是非挑戦したいと思っている人間です。

今回の話の流れを通じて感じたことは立地、金額、金利が重要であるということです。

空室リスクの少ない場所で安く仕入れて低い金利でローンを組むということが成功の秘訣だと感じました。

ただ、現状私の力ではいくらなら安いという判断をつけることができませんでした。

セールスの言葉を鵜吞みにするのも一つですが、投資はどこまで行っても自己責任です。

自分の判断で良し悪し判断できないのであればそれは良い投資とは言えないでしょう。

今回の投資も本当に良い物件で、決断すれば誰でも儲かるという投資だった可能性もあります。

実際に会ってみることで、どういった流れで初心者に購入させようとするのか、説明されたメリットに隠されたリスクを見抜かなければならないということを身をもって体験することができました。

これはネットで調べても分からない生の体験です。

皆さんも人の言うことを真に受けるのではなく、自分の判断で決定するようにしましょう。

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